こんにちは!YouTubeアナリストで、自身でもチャンネル運営しているこにこな(@konikonaYTA)です!
今日は、動画編集をする際に適したパソコンのスペックについて書いていきます。
知らずにパソコンを買うと後から後悔することもあります。

後悔しないためにも、これから動画編集用のパソコンの購入を検討している方は、ぜひ読んでください!
1.動画編集にとってパソコンスペックは重要
動画編集者にとって、パソコンは命とも言えます。
最近では、YouTubeやTikTokなどの動画投稿メディアに個人でも編集した動画を投稿する人が増えてきました。
本格的に始めると、ほぼ毎日のようにパソコンを使うことになります。
そんな重要なパソコン選びを失敗してしまい、後悔する人もよくいます。

そうならないためにも、パソコン選びはしっかり行いましょう!
2.動画編集用のパソコン選びのチェックポイント
動画編集用のパソコンを購入する際に必ずチェックしておきたいポイントは以下の4つです。
- CPU
- メモリ
- ハードディスク
- 液晶モニター
- GPU(グラフィックボード)
ちょっと専門用語が多くて、

となった方もいると思いますが、パソコンにあまり詳しくない方でもわかるように、分かりやすく説明していきます!
2.1 処理速度の要!CPU
まず初めにチェックして欲しいポイントはCPUです。
CPUはパソコンの処理速度の要とも言えるもので、パソコンでは「Core i◯」と書かれているものになります。

パソコンの頭脳であるCPUがよければ、処理速度もあがるわけです。
動画編集は、パソコン側に多くの作業を要求するため、CPUのスペックが高くないと処理速度が遅くなります。
また、CPUのスペックがある程度高くないと、動画編集用のソフトを動かすことすらできないこともあり得ます。
動画編集に最低限必要なCPU
動画編集には、「Core i5」以上であることが最低条件です。
それ以下だと、動画編集ソフトを起動しても全く動かない可能性もでてきます。
また、処理速度にイライラしないためには、「Core i7」以上のCPUのパソコンを買うことをオススメします。
もし、4K動画の編集を行いたい場合は、作業負荷が増えるため「Core i7」以上のCPUを買うのが理想です。
2.2 CPUと同じく処理速度に関わるメモリ
続いて、メモリです。メモリもパソコンの処理速度に関わる重要なものです。
この値が大きいほど、たくさんの作業を同時にパソコンがこなすことができます。
よく、

と感じる時は、パソコンで行なっている作業に対して、メモリが足りてない場合が多いです。
動画編集に最低限必要なメモリ
動画編集には、メモリ「8GB」以上であることが最低条件です。
それ以下だと、編集の際にパソコン動画編集ソフトを起動しても全く動かない可能性もでてきます。
また、処理速度にイライラしないためには、「16GB」以上のメモリのパソコンを買うことをオススメします。
ちなみ僕は8GBのパソコンを使用していますが、作業の多い動画(編集作業の多い動画)の場合は、少し作業ラグが発生してストレスになっています。

2.3 保存データの大きさを示すハードディスク(HDD/SSD)
続いて、HDD(ハードディスク)です。パソコンの機種によってはSSDと記載されていることもあります。
HDD(ハードディスク)はデータの保存容量を表すものです。
この値が大きいほど、たくさんのデータを保存できるということです。
動画編集に最低限必要なハードディスク(HDD/SSD)
CPUやメモリと違って、処理速度にはほとんど関係ありません。
なので優先度は低くなりますが、あまりにも低すぎると編集した動画データですぐにいっぱいになってしまいます。
外部HDD(ハードディスク)にデータを移すことで、容量を元に戻すことはできますが、何度もデータを移すのが非常にめんどくさくなります。
最低250GB以上は必要だと思ってください。

HDDとSSDの違いは?
HDDとSSDの違いはデータの保存の仕方です。
HDDは電磁ヘッドが回転して読み書きしています。(物理的な動きがある)
一方で、SSDはメモリーチップにデータを読み書きしています。(物理的な動きがない)
それぞれの特徴やメリットデメリットを表にまとめてみました。
HDD | SSD | |
特徴 | 電磁ヘッドが回転して読み書きしている。(物理的な動きがある) | メモリーチップにデータを読み書きしている。(物理的な動きがない) |
メリット | ・価格が安い ・大容量 | ・静音 ・発熱しにくい ・衝撃に強い ・データの読み書きが早い |
デメリット | ・作業によっては音がする ・発熱しやすい ・SSDに比べて衝撃に弱い ・SSDに比べてデータの読み書きが遅い | ・価格が高い |
SSDはHDDの欠点をなくすために後から開発されたものなのでHDDに比べると良く見えますが、HDDのデメリットも普通に使う分には気になりません。
動画編集はデータ量が多くなりがちなので、価格の高いSSDだと容量を多くするために金額がかさむことになります。
なので、頻繁に動画編集を行う人はHDDで安く大容量のパソコンを購入することをオススメします。
逆に動画編集の頻度が少ない人はSSDを購入した方が、データの読み書きがスムーズでとても快適です。

2.4 見落としがちだけど重要な液晶画面!
4つ目は、意外と見落としがちな液晶画面です。
基準は大きく2つあります。
- 画面の大きさ(◯インチ)
- 解像度の高さ
どちらも非常に重要です。
画面の大きさは、大きい方が編集する際に画面内に収まる要素が増えて作業スピードのアップに繋がります。
解像度の高さは、撮影した動画の解像度によって必要なものが異なります。
動画編集に最低限必要な液晶画面
「画面の大きさ」と「解像度の高さ」それぞれを説明していきます。
1.動画編集に最低限必要な液晶画面の画面の大きさ
画面の大きさに関しては、大きい方がひとつの画面内で多く作業をすることができるので、非常に作業ストレスが少なく済みます。
液晶モニターの大きさは、置き型のパソコンであれば最低でも20インチ以上は欲しいところです。
ノートパソコンであれば15インチは絶対に欲しいですね。
2.動画編集に最低限必要な液晶画面の解像度
解像度は高ければ高いほど、画質が綺麗になります。
自分の使っているカメラの解像度に合わせて選びましょう。
4K動画を撮影するのであれば、4K対応の液晶であった方がいいでしょう。
4K対応の液晶画面じゃなくても編集はできますが、4Kの画質で確認するには4K対応が必須です。
ただ、現状ほとんどの場合、フルHD(1920×1080)程度での編集になると思うので、最低1920×1080(フルHD)が出力できる画面であれば問題はありません。

置き型パソコンの場合
・画面の大きさ:20インチが最低必要(24インチ以上だとなおよし)
・解像度:1920×1080(フルHD)は必要(4Kの場合は4K対応モニター)
ノートパソコンの場合
・画面の大きさ:15インチが最低必要
・解像度:1920×1080(フルHD)は必要(4Kの場合は4K対応モニター)
2.5 映像処理版CPUのGPU(グラフィックボード)
最後はGPU(グラフィックボード)です。
CPUと名前が似ていますが、それもそのはずCPUの映像処理特化版がGPUです。
GPUは備わっていると、動画編集などの映像処理を必要とする作業を行うときに、CPUの作業をサポートしてくれます。
動画編集に最低限必要なGPU(グラフィックボード)
動画編集に最低限必要なGPU(グラフィックボード)は、どんな編集ソフトを使うかによります。
AdobeやFINAL CUTなどの有料編集ソフトは高性能であるため、その分作業の負荷が大きいので、GPU(グラフィックボード)が付いたパソコンが推奨です。
一方で、iMovieなどの無料の編集ソフトは機能が限られている分、作業負荷を少ないです。GPU(グラフィックボード)を使わなくても問題はありません。
今現在、AdobeやFINAL CUTなどの有料編集ソフトを使っていたり、今後使う予定のある人はGPU(グラフィックボード)ありのパソコンを買うと良いでしょう。
編集ソフトが無料:不要
2.6 動画編集用のパソコンに必要なスペックまとめ
以下、ここまでで説明した動画編集用のパソコンに必要なスペックのまとめです。
最低限 | 理想 | |
CPU | Core i5 | Core i7 |
メモリ | 8GB | 16GB以上 |
HDD(ハードディスク) | 250GB | 500GB以上 |
画面の大きさ | 置き型:20インチ ノートPC:15インチ | 置き型:24インチ以上 ノートPC:15インチ以上 |
GPU(グラフィックボード) | 使う編集ソフトによる | 使う編集ソフトによる |
※画面の解像度はフルHD以上必須
※画面の解像度は、4Kビデオカメラの場合、4K対応モニター必須

3.動画編集用のパソコンの選びのよくある質問
ここからは動画編集用のパソコン選びの方法でよくある3つの質問に答えていきます。
- ノートパソコンかデスクトップか
- Mac(マック)かWindows(ウィンドウズ)か
- MacBook ProかMacBook Airか
購入前に疑問に思っていることがあったら読んでみてください!
3.1 ノートパソコンかデスクトップか
動画編集用のパソコンの選び方でよくある質問の1つ目が、

ということだと思います。
それぞれメリットデメリットがあります。
以下の表にまとめました。
ノートパソコン | デスクトップ | |
メリット | どこでも作業できる スペースを取らない | 低価格でハイスペック |
デメリット | 高価格 | 家でしか作業できない |
ノートパソコンは、どこでも作業ができて、スペースを取ることがないのが大きなメリットです。
作業の頻度が高く、毎日動画を更新したり、緊急で編集をしなければならない人はノートパソコンの方が向いているでしょう。
一方で、デスクトップは、家でしか作業ができませんが、ノートパソコンに比べると安くハイスペックなパソコンを手に入れることができます。
家でしか編集をするつもりのない人や、購入費用をあまりかけられない人はデスクトップがおすすめです。
・外で作業することが多い人:ノートパソコン
・安くハイスペックパソコンが欲しい人:デスクトップ
3.2 Mac(マック)かWindows(ウィンドウズ)か
2つ目のよくある質問が、

ということです。
これについては、ぶっちゃけどっちでもいいです(笑)
以下、それぞれの特徴を書きますが、本当に好みの問題だと思います。
Mac(マック) | Windows(ウィンドウズ) | |
価格 | Windowsに比べると高い | Macに比べると低価格でハイスペック |
デザイン | スタイリッシュ | 機種によって様々 |
編集ソフト | FINAL CUT、Adobeなど | FINAL CUTが使えない |
Macは何と言ってもデザインが綺麗でクリエイティブな雰囲気を出してくれるのが特徴です。
しかし、Windowsに比べると価格が高くなってしまいます。
一方で、Windowsは低価格でハイスペックのパソコンを購入できるのが最大にメリットです。
動画編集ソフトに関しては、Mac専用の「FINAL CUT」が使えるか使えないかという違いはありますが、Adobeなど他のメジャーで優秀な編集ソフトを使えばいいのでさほど気にしなくて大丈夫です。
なので本当に好みの問題ですね!
・Mac(マック)買うべき人:Apple製品が好きな人
・Windows(ウィンドウズ)買うべき人:安くハイスペックパソコンが欲しい人
3.3 MacBook ProかMacBook Airか
3つ目のよくある質問は、

という質問です。
これは、MacBook Proを強くオススメします。
理由は2つあります。
- MacBook Airのスペックで動画編集は難しい
- MacBook Airの画面が動画編集には小さい
MacBook AirはMacBook Proよりもコンパクトで機能を抑えたノートパソコンです。
ネットを見たり、文章を書く分には十分な性能ですが、動画編集となるとスペックが足りません。
動画編集用のパソコンとしてMac製品を購入を検討中の方は、MacBook Proを購入しましょう!
4.動画編集用のおすすめパソコン
さて、これまでの説明を踏まえてノートパソコンとデスクトップそれぞれおすすめのパソコンを3つずつ紹介していきます!
4.1 動画編集用のおすすめノートパソコン3選
まずは動画編集用のおすすめノートパソコンです!
4.1.1 マウスコンピューター m-Book K690XN-M2SH2
まずはマウスコンピューターのノートパソコン「m-Book K690XN-M2SH2」です。
マウスコンピューターは完全日本国内生産なのに、低価格が特徴のメーカーです。

特徴はコスパの良さ!
今回オススメする「m-Book K690XN-M2SH2」のノートパソコンのスペックは、以下になります。
・CPU:Core i7-8550U
・メモリ:16GB
・HDD(SSD):256GB SSD+1TB HDD
・GPU:GeForce GTX 1050Ti搭載
動画編集には申し分ない最高峰のノートパソコンです!普通のメーカーだと20万円は超えるでしょう。
しかし、マウスコンピュータだと12万円を下回る価格!
新品でこのスペックなのはマウスコンピューターの強みです。

※購入の際はこの記事で紹介している型番をよく確認してからご購入ください
4.1.2 マウスコンピューター DAIV-NG5500U2-M2SH5
1つ前に紹介したパソコンよりもハイスペックなモデルになります。
・CPU:Core i7-8700
・メモリ:32GB
・HDD(SSD):512GB SSD+2TB HDD
・GPU:GeForce® GTX 1050搭載
先ほどのノートパソコンに比べると、メモリとHDD(SSD)が倍の仕様になっています。
メモリが増えているため作業も早く、HDD(SSD)の容量が大きいためより多くの動画データを保存しておくことができます。
値段は約19万円と先ほどのモデルよりも高くなりますが、デスクトップにも負けないハイスペックノートパソコンです。
予算に余裕のある方は、作業環境をよくするためにも購入しても良いかと思います。
※購入の際はこの記事で紹介している型番をよく確認してからご購入ください
4.1.3 MacBook Pro 15インチ
MacBook Proの15インチ型です。
画面サイズはノートパソコンであれば十分なサイズです。
メモリは16GBあり、CPUはCore i7を搭載しており、動画編集の適したスペックと言えるでしょう。
また、Apple製品特有のスタイリッシュなデザインから、動画編集者でも所有している人は多いです。
ただし、お値段は約30万円と同じスペックのWindowsと比べると倍以上の価格になります。
そのため、以下の人以外はWindowsでのコスパの良いノートパソコンの購入をオススメしています。
- MacBookを使い慣れている人
- 動画編集ソフト「Final Cut Pro X」を使い慣れている人
- 単純にMacBook Proのデザインが好きな人
上記の方はMacBook Proの購入しましょう!

4.2 動画編集用のおすすめデスクトップパソコン3選
続いて、動画編集にオススメのデスクトップパソコンを3つ紹介していきます!
4.2.1 マウスコンピューター DAIV-DGZ530E2-SH2-CS
まず最初に紹介するのが、マウスコンピューターの人気シリーズ「DAIV」の「DAIV-DGZ530E2-SH2-CS」です。
価格は134,800円(税抜)。※2019年4月時点
・メモリ:32GB
・HDD(SSD):240GB SSD+2TB HDD
・GPU:GeForce® GTX 1050搭載
・4K出力対応
CPUが「Core i5」なのですが、メモリが32GBでなおかつハイスペックGPUが付いているので、動画編集の際にパソコンが固まることはまず無いと言っていいでしょう。
動画編集にとって最も大事なのはメモリの量なのですが、この低価格で32GBのメモリを手に入れられるのはこのパソコンくらいですね。
また、4Kのデータ出力にも対応しているので、今後4K動画の編集を行う予定の人にもオススメできます。
※購入の際はこの記事で紹介している型番をよく確認してからご購入ください
4.2.2 マウスコンピューター DAIV-DGZ530S3-SH2-RAW
続いて紹介するのは、4K動画をスムーズに編集したい人向けのハイスペックPCです!
・メモリ:32GB
・HDD(SSD):240GB SSD+2TB HDD
・GPU:GeForce RTX™ 2070搭載
・4K出力対応
一つ前で紹介したデスクトップパソコンでも十分に編集することができます。しかし、4K動画編集するには少し物足りない性能。
こちらのパソコンは、CPUの性能が高く、またGPUも高性能なものを搭載しているため、作業処理速度が驚くほど早いです。
4K動画のような画質の良い動画を編集するには、パソコン側の処理速度も高くある必要があるので、4K動画を編集したい人はこちらのデスクトップを購入することを検討してみてください。
※購入の際はこの記事で紹介している型番をよく確認してからご購入ください
まとめ:動画編集に適したパソコンを!
以上、動画編集のためのパソコンの選び方とオススメのパソコン紹介でした!
動画編集をするためには、適したパソコンが必須です。
パソコン選びで失敗しないように正しい知識で、正しいパソコンを選んでいきましょう!
こんにちは!YouTubeアナリストのこにこな(@konikonaYTA)です!YouTubeチャンネルの運営アドバイザーやYouTuberのプロデュースを行なっています。仕事の依頼などはこちらから。少年AYouTu[…]